最凶双子の片割れ（原油

感染症と同等な経済問題を引き起こす原油価格問題。

原油価格は、3月上旬のように協調減産の崩壊でも、市場に動揺を走らせるが、こわいのはやはり価格低迷の長期化。

商売で考えれば、会社が製品を買い入れても、原価割れし、売るだけ損になる。長期化すると倒産だ。

これが国レベルで起きつつある。産油国としては、油を売って国を築く歳入に充てるお金が入らなくなるということは、問題だ。しかも、自分の国一国で価格を決めれないし、感染症のおかげで需給のバランスもクスれている。これが長期化する勢いだから、困った問題なのだろう。

産油国は収入がなくなれば、国の破綻の前に、まず市場に投資していた、余剰資金のオイルマネーを引き上げてくるはずだ。ソフトバンクＧの孫氏も株が下がって資産が目減りしたときに、資産を売って自社株買いや借金返済にあてるとなっていたが、破産の前にやる行動として同じだ。まだソフトバンクＧはつぶれていないけど。

為替も円高にふれつつあるのは、産油国がヤバいから、比較的安全とされる日本円にマネーが流入しているのかな…。アメリカも産油国だし、ドル不足問題から、まぁイロイロお金は、国境を越えて動き回るものですね。

不安定な経済はまだまだ、長期化しそうです。おとなしく市場を見守ります。